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便器 とは

2022/08/28

#⽔回り

縄文時代には川に直接用便していたと言われ、厠(川屋)の語源となっている。
鎌倉時代には糞尿は貴重な肥料とされ、貯糞汲取り式便所が主流となる。
明治時代に入ると文明の欧米化が進み、腰掛式便器が作られ、水洗式便器が輸入され始める。
1904年(明治37年)日本陶器合名会社(現ノリタケカンパニーリミテド)が日本で初めて和風水洗大便器、洋風小便器を製造。
1912年(大正元年)日本陶器合名会社の工場の一角に、大倉孫兵衛・和親親子により製陶研究所が創設され、1917年(大正6年)に小倉に移転し東洋陶器株式会社(現TOTO)を設立。
伊奈製陶株式会社(後のINAX 現在のLIXIL)は1887年(明治20年)頃から陶管の製造を開始。1924年(大正13年)にタイルメーカーとして株式会社化し、1945年(昭和20年)に衛生陶器の製造を開始する。

TOTOミュージアム(福岡県北九州市)
INAXライブミュージアム(愛知県常滑市)


温水洗浄便座が初めて輸入販売されたのは1964年(昭和39年)。
伊奈製陶が1967年(昭和42年)にシャワートイレ、東洋陶器が1969年(昭和44年)にウォシュレットと名付け国内製造を開始する。
この頃までは和風便器が主流であったが、洋風便器の出荷が和風便器を上回ったのは1970年(昭和45年)頃から。
洋風便器の床排水芯はまちまちであったが、1991年(平成3年)頃から排水芯200mmが主流になる。
1993年(平成5年)ローシルエットのタンクレストイレが発売。
1995年(平成7年)抗菌仕様の便器が登場。
1997年(平成9年)様々な排水芯に対し床工事なしで便器が交換できる、排水芯可変タイプの便器(リモデル便器)が発売。
2006年(平成18年)パナソニックが有機ガラス系樹脂素材の「アラウーノ」を発売。このころから洗浄水量が従来の半分以下の6Lでしっかり洗浄できる節水便器の普及が始まる。
2017年(平成29年)温水洗浄便座の普及率が約80%に達する。

トイレはかつては不浄な場所というイメージが強かったですが、今では各メーカーの商品開発努力により快適な空間となりつつあります。
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