ポンプは元来、低い所から高い所へ水を上げる道具として発達してきました。
はじめ原始的なところから始まった揚水方法も次第に簡単な機械を取り入れたり、自然の原理を応用するようになっていわゆるポンプが生まれました。そのポンプも原動機の登場とともに急速に発達して、今まで想像もつかなかった高い所にまで水を上げることが可能になりました。

ポンプの種類には以下のようなものがあります。
●ターボ形ポンプ
　遠心ポンプ（渦巻ポンプ）、斜流ポンプ、軸流ポンプ
●容積式ポンプ
　往復動ポンプ、ロータリーポンプ
●その他
　過流ポンプ、ジェットポンプ、エアーリフトポンプ

これらの中でも最も汎用的なのが渦巻ポンプです。
渦巻ポンプの特徴は以下の通りです。
１，高速回転、モータ直結駆動が容易で小型、低価格。
２，高効率が得られる。
３，構造が簡単で保守点検が容易。
４，水量の使用範囲が広い。

建物への給水方式には大別すると、配水管からの水を直接給水する直結方式と、いったん受水槽に貯留して給水する受水タンク方式があります。受水タンク方式は災害時に水を確保できるメリットがありますが、電気代等のコスト節減やスペース有効活用の観点から、現在では直結方式が主流となっています。
【直結方式】
●直圧方式－ポンプを設けず、本管圧のみで給水する。戸建てや低層建築物でとられる方式。
●増圧直結方式－本管圧を利用しつつ、ブースターとして増圧ポンプを利用する。受水槽が不要になるため、受水槽清掃が不要になる・いつも清潔な水を提供できる・受水槽スペースが不要なため土地の有効活用ができる　等のメリットがある。
【受水タンク方式】
●高置タンク方式－地上階の受水槽で一旦水を溜め、建物屋上などに設ける高置水槽に揚水する。各戸へは重力圧により給水する。
●圧力タンク方式－地上階の受水槽で一旦水を溜め、圧力タンク制御方式によって各戸へ給水する。
●回転数制御方式－地上階の受水槽で一旦水を溜め、インバーター方式によって各戸へ給水する。

設備ロジス.comではポンプ製品は掲載しておりませんが、荏原製作所・テラル・川本製作所　など各社代理店となっております。
ご用命の際はお取り寄せとなりますのでご了承ください。