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銅管・銅管継手 とは

2024/01/28

#配管継⼿

銅は銀に次いで導電性が高く、銅及び銅合金は、電気の通る配線・端子などの電気機器部品に幅広く使われています。その他圧延や伸線がしやすく、絞り加工・曲げ加工が容易であることから現場での施工性にも優れます。熱伝導性が高いこと、リサイクル性が高いこと、抗菌作用があることも特徴です。

銅管は従来から給湯用配管に多く使用されていました。昨今は架橋ポリエチレン管やポリブテン管の登場で銅管が給湯配管に使われることが少なくなってきました。
空調用の冷媒配管では現在も銅管が使われています。

給湯用配管に使われる銅管は「建築配管用銅管」と言われており、通常はMタイプを使用しますが、肉厚のLタイプもあります。サイズはパイプ外径をミリ単位で表記します。12.7φ、15.88φ、22.22φ、28.58φ、34.92φ、41.28φ、53.98φ、66.68φ、79.38φ、104.78φ、130.18φ、155.58φ の各サイズがJISで定められています。
パイプと継手の接合は一般的には”はんだ付”で行われます。
切断面のバリ取り、サンドペーパーなどでパイプ外面を磨き酸化被膜を除去、接続パイプ外面にフラックスを塗布、継手とパイプをはめ合わせ、はんだを溶かし込みながらバナーで溶接 という手順を踏みます。
設備ロジス.comでははんだ付を必要とする「銅管継手」の他、火を使わずに施工できる「TFテクタッチ」もご用意しています。

冷媒配管に使われる銅管は保温材が巻いてある被覆銅管が一般的です。冷媒配管は空調機(エアコン)の室内機と室外機をフロンガスが往復しますので2本の配管が必要です。市販されている冷媒管はペア管とシングル管タイプがあります。設備ロジス.comで”冷媒管ペア2320”と表記されている商品は銅管外径が2分(6.35φ)×3分(9.52φ)×20m巻のペア管を意味します。”冷媒管シングル0420”であれば銅管外径が4分(12.7φ)×20m巻のシングル管を表します。被覆している保温は2分(6.35φ)と3分(9.52φ)は8mm保温材、4分(12.7φ)以上は10mmの保温材が巻かれていますが、気密性の高い住宅が増えてきた影響で結露が発生する場面が多くなり、2分・3分にも10㎜保温が使われるケースが増えてきています。官庁物件や高湿度の現場などでは20mm保温が求められる場合もあります。
冷媒配管は給湯配管よりも高圧のフロンガスが入りますので、「りん銅ろ」の使用が必要です。りん銅ろうの溶接では銅管を720~815℃で熱する必要がありますので、酸素とアセチレンを使ったガス溶接をしますが、ガス溶接技能講習の資格が必要です。
室内外機と銅管の接続はフレア接続をすることが多く、管と管の接続にも”両フレアユニオン”を使えば火を使わずに接続できます。東尾メックの「れいわおっぞん」やタブチ「エフー1」など火無し継手も各社が発売しています。